新型コロナワクチン効果について  May/2021

今回のCOVID-19のワクチンについては、多くの情報があり分かりにくいので日経Goodayの記事を参考にまとめました。
現在、抗ウイルスワクチンは以下の内容です。

日本で先行接種される新型コロナワクチンは、米ファイザー以外に、近々承認される英アストラゼネカと米モデルナの3社です。
ファイザーおよびモデルナのワクチンはmRNAワクチンで、アストラゼネカのワクチンはウイルスベクターワクチンです。
各ワクチンの内容について

ファイザー、モデルナのワクチンは、スパイクたんぱく質の設計図をmRNA載せ脂質に包み体内に届けます。一方、アストラゼネカのウイルスベクターワクチンは、チンパンジー由来のウイルス(アデノウイルス)にスパイクたんぱく質の設計図を運ばせる仕組みです。
どちらも新型コロナウイルスのたんぱく質が作られ免疫が誘導されます。

従来のワクチンとの違い
従来のワクチンは、不活化ワクチンや生ワクチンが中心です。これらのワクチンは、鶏卵などに病原ウイルスそのものを感染させて増やした後に感染力を持たないように不活化したものや、弱毒化して病原性を持たなくしたウイルスを培養して増やしたものから作られます。この方法では、ウイルスの大量培養や安全な弱毒化・不活化の条件探索に多くの時間が必要です。この理由から新型コロナワクチンの開発には早くても5年以上かかるのではないかと当初考えられていました。
一方、新型コロナワクチンとして実用化されたmRNAワクチンやウイルスベクターワクチンの製造は、病原ウイルスそのものは使用せず病原ウイルスの遺伝子情報の一部(RNAやDNA)を用いヒトの体内で病原ウイルスのたんぱく質を作らせて免疫を誘導する仕組みです。

日本製のワクチンについて
日本の製薬会社も新型コロナワクチンの開発に乗り出しています。
しかし、実用化はもう少し先になりそうです。開発を進めているのは
① 塩野義製薬(組み換えたんぱく質ワクチン)
② 第一三共(mRNAワクチン)
③ アンジェス(DNAワクチン)
④ KMバイオロジクス(不活化ワクチン)
⑤ IDファーマ(ウイルスベクターワクチン)
先行しているのはアンジェスのようです。第2/3相臨床試験のワクチン接種が3月初旬に完了し、数カ月の経過観察を経て安全性と免疫原性の評価を行う予定。
塩野義製薬は2020年12月に第1/2相臨床試験を開始しました。
第一三共は2021年3月に第1相臨床試験を開始予定です。